tajima hal「Tones」CD
ローファイビートに多彩なジャズサンプリング、ダイアリー的に綴られた全25曲が導くドラマチックなサウンドスケープ。神奈川出身ベルリン経由のビートメイカーtajima halによる1stCD作品。 遂に、ではなく、やっとか、だ。web上での作品発表をメインに国内外からプロップスを集めるビート・メイカー。tajima hal(タジマ ハル)初のCD作品。(本作はベルギーのカセットレーベル『URBAN WAVES』からカセット・テープでワールドワイド・リリース。) 日常のなかにあるきらびやかな瞬間、誰の目にも映るありふれた景色、通り過ぎる時間、そんなDaily Lifeを感覚的に落とし込んだサウンドトラックのようなインストゥルメンタル・ビートアルバム。 ビンテージサンプラーやカセットMTRで生み出された耳障りのいい質感、ジャズを基調としたサンプリングミュージック、全25曲。同レーベルからリリース日本人ビートメイカーLIDLYが3曲参加。サンプルソース、ドラム、ベースのスムースなレイヤー(ビートメイクに関しての信条の一つは「複雑なチョップをしていてもレコードのサンプルをそのままループさせているような、自然でありながらもHIPHOPの粗い部分がでるようなループを組むこと」と語る)、それを包むフェティッシュなまでに拘り抜いた質感から生み出されるグルーヴはクールに、自然と首を揺らす。センスがいい、とはつまりそういうこと。 チルして、ソファに沈み込んで聴くのは当然の話で、ヘッドフォンで散歩もいい、景色のトーンが変わるから。良いサウンドシステムで大きな音で鳴らしたらレイヤーが視覚的に見えるかも。チョップ&フリップのサンプリング・アートに真摯に向き合う男の、等身大で、驚くべきほどに純度を高めた音楽がここには鳴っている。 ■tajima hal 東京、神奈川を中心に活動する相模原市出身のビートメイカー。2011年よりLAやヨーロッパのビートミュージックに影響を受け、Instrumentalに重きを置いた楽曲制作を始める。LO-FIでざらついた質感でありながらも柔らかみのあるHiphopビートがトレードマーク。カセット、レコードノイズ、ビンテージサンプラー、SP303といった自身のフィルターを通過した音を..... 2014年の1年間、ドイツ、ベルリンで活動しフランスのラジオ番組LeMellotronへの出演やFeelin' Musicよりリリースされたベルリンを拠点に活動するスイス人ビートメイカーS.FidelityのEPへ参加。帰国後は参加型ビートメイクイベントEN TOKYOへの参加や同郷相模原出身のILL SUGIとBitterbeat Records主催のSlow Lightsへ出演。現在までCDR、カセットテープ、bandcampで7枚の作品をリリース。フランスのビートレーベルMenaceを主催するMidoriや%C/TOSHIKI HAYASHIとのスプリットアルバムなど多岐にわたる。2015年夏にはベルギーのUrban Wavesよりカセットテープをリリース予定。 1. Call from… 2. Into the world 3. Artificial flower 4. Hope 5. Suffering 6. Deeper 7. Part of the game 8. Boddin 9. Until morning 10. Light in the glass (feat. Lidly) 11. Sweet stuff 12. Dectour 13. Hash 14. Stars in my hands 15. They don't know 16. NHAG 17. Allforyou 18. Someday 19. House 20. Perilous dimension (feat. Lidly) 21. Forget 22. Spangles (feat. Lidly) 23. Ebb tide 24. Ms. sugust 25. For a while