CAPITAL + DJ NOZAWA「靉 楸」

型番 WL-001CD
販売価格 1,408円(税込)
在庫数 品切れ中

長らく入手困難となっていた、アルバム「MEMORY OF THE FUTURE」にも収録され人気の高いVOCALトラック「靉」とPVにもなった人気曲「楸」収録のCDSが遂に入手可能に!!

キャピタルとDJノザワといえば、やはりシンゴ2との集団テラコッタ・トゥループのメンバーとしての活動が記憶に残る。シンゴ2の作品のなかでも最も人気のあるもののひとつ"星の王子様"や、シングルにもなった"No.13"などで聴けるリッチなメロディ感覚は、キャピタルによる役割が非常に大きい。また、オルタナティヴなシンゴ2の魅力には、DJノザワの極めてヒップホップ的な技術力が絶妙なコンビネーションをもたらしていたと思う。 ギタリストのキャピタルは、テラコッタ・トゥル−プ以外にもいくつものバンドに加わるユニークな音楽家である。そのジャンルは、ボサ・ノヴァからアフロ・ファンク、サイケデリック・ロックまでと、実に幅広い。技術力は相当のもので、学生時代にはクラシック・ギターのコンテストで幾度も優勝しており、奨学金を得て学問としても音楽を修得している。日本の音楽史と古楽器も学習しているほか、他のアジア諸国の伝統音楽にも触れてきている。こうして並べてみると学術的な理論武装をしているようだが、彼のスマートな演奏には、子供のような驚くほどの素直さをいつも感じるから不思議だ。ギターを始めて握ったのは 11才の時。きっかけは、なんと映画『Back To The Future』でのあの"Johnny B. Goode"のシーンだったらしい。 一方のDJノザワも、これまた面白い文脈を歩んできている人だ。元来よりバトルDJだった彼は、ターンテーブリストとしての経験をさらに積むため、90 年代末に渡米。そのまま現地のバトルにまで参戦している。ここ数年で何度も行われてきた彼のライヴ・パフォーマンスを観た方は、その確かな技術、なによりもレコード・ミュージシャンなら演奏グルーヴの迫力に圧倒されたに違いない。DJノザワの魅力は、これだけの技術と実績とを誇りながらも、惑わされることなく自分の立ち位置を維持し続けている点である。同じくバトルにて輝かしい戦果を残したDJを数人育ててきた。 『Rain Or Shine』は、シンゴ2との活動を経てこのふたりが行ったコミュニケーションの結果である。ここでノザワが組む音は、基本的にはビート・トラックにスクラッチという構成だが、いわゆるエレクトロニカ以降の奔放なプログラム/ミックス構成もみせている。キャピタルはそこへロックの要素をふんだんに盛り込み、流麗なギター・ワークで軽快メロディを奏でている。その透明感に加え、テラコッタ・トゥループではそれほど表立つことのなかった、あまりにも爽やかなキャピタルの歌声! お互いにできることを楽しみながら絡ませることで、ヒップホップ的なターンテーブルとブレイクビーツ、コンピュータ世代が生んだ自由なプログラムの解釈、ロックのエネルギーと幽玄性といったいろいろな要素が、不思議なバランスで成り立った作品が出来上がった。自分達の音楽を素直にやっている証が、ポジティヴなエネルギーに表れている。それはもちろん音楽に携わる者総てにとってあるべき姿なのだけれどこの時勢に接すると妙な新鮮味をもって僕らに迫ってくるのだ。


1.靉 Ai(radio edit)
2.靉 Ai(Album version)
3.靉 Ai(instrumental)
4.楸 Autumn Oak(Album version)
5.楸 Autumn Oak(instrumental)

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